ダイエットをする者の怒り

 日本には四季があるが北陸に関して言えば少しの夏と長い冬しかないのではないかと疑いたくなる。蒸し暑い夏が明け、紅葉を楽しもうと考えてはいたけれど曇天に覆われる日の多さにげんなりせずにはいられない。日本海側の天候の悪さにほんとうに嫌気がさしこの頃は太平洋側の地域に引っ越したい気持ちが増すばかりである。

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 栄養士の講演を聴く機会があった。内容としてはフレイル予防の話で栄養をきちっととろう!という高齢者向けの話であったのだが、質問の時間で自分のダイエットに対するモヤモヤしていた部分を言語化している発言があった。

 「食事が生きるうえでの最上の楽しみだ。だがこの年齢と肥満体型が故に栄養バランスについて考えなければならない。しかし、タンパク質を○○g摂取しろだとか、主菜副菜主食はきちんと取れだとか、そんなのいちいち考えていると飯がまずくなる!」

という意見があった。加えてその質問者は「こんなにややこしいのは日本ぐらいだ」とお怒りだった。(海外ではもっと簡素みたいです)

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 そういう煩わしいさがあるから「○○ダイエット」なるものが流行るのだろうなと思う。たいていそういうダイエットはやることが少ない。糖質ダイエットならお米は控えればOKとかバナナだけ食べればOKだとか。なぜ「○○ダイエット」が生まれては消えを繰り返すのかと疑問に思っていたが、こういうダイエットをする人たちのニーズをきちんと踏まえたものなのかと、彼の怒りの声を聴いて思った。

 

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 最近の食生活がほんとにやばいので危機感を覚えている。朝は菓子パン昼はコンビニ弁当夜はカップ麺冷凍炒飯という食生活サイクルをここ3週間ぐらいグルグルグルグル巡っている。僕の生活から野菜が消えた不健康まっしぐらなDEATH ROADをこのまま進むのは流石に怖い。若いうちはいいけど絶対病気になるやつやんこれ。てことで、野菜取りたいなと思い調べてみれば根菜類から葉菜類、緑黄色野菜に淡色野菜、栄養素もの全部ちがう。

そんな感じで右往左往してる最中に講演を聴いて、彼の怒りに共感したのである。

 

 

 あぁ、栄養士の彼女がほしい。